万田坑の地下を通る生活用トンネルです。トンネルの入り口は熊本県荒尾市ですが、出口は福岡県大牟田市になります。このトンネルは1933年(昭和8年)に建設され、壁は切石(きりいし)と一部煉瓦で積まれています。入り口の幅は2.7m、高さは2.4m。天井はコンクリートで覆われており、延長は約130mあります。一部に明かり採りを設けています。当時荒尾市側には大きな売店や倉掛(くらかけ)商店街があり、大牟田市側には共楽座(きょうらくざ)という芝居小屋があったため、たくさんの方がトンネルを通っていました。現在は、通行するには危険な為両入り口を塞いであります。