第二竪坑は作業員の昇降の他、排気と排水の役割を果たしていました。排気を行うため、当時は出来る限りの気密構造になっていました。そのため、信号所付近に回転ドアの痕跡があり、壁・天井は煉瓦・コンクリート・鉄板で覆われていました。竪坑櫓から8本の木材「スラセ木」が伸びてきており、当時は坑底まで伸びていました。スラセ木はケージのガイドレールと緊急停止の機能を持っていました。