選炭場(せんたんば)とは、石炭とボタを選別する場所です。このエリアは自走勾配の構造になっており、第一竪坑から地上にひきあげられた石炭の載った炭(たん)がんは、選炭場まで自動で走っていく仕組みになっていました。選別された石炭は三池炭鉱専用鉄道の石炭貨車に積み込まれ、現在のJR荒尾駅や三池港を経由して、国内外へと運ばれました。